9月6日、新入会員オリエンテーション終了後、八王子支部主催の暴力団等排除対策委員会研修会を開催しました。警視庁 高尾警察署 刑事組織犯罪対策課 警部 柴田様 巡査部長 安藤様 をお招きし、かなり興味深いお話をお聞かせいただき、大変有意義な研修となりました。
今回の研修では、反社会的勢力の現状や、行政書士業務における注意点について、実務に即したお話を伺いました。講師の方は行政書士の業務にも理解が深く、現場で巻き込まれやすい事例や、その兆候への気付き方など、実際のエピソードを交えてご講話いただき、非常に学びの多い内容となりました。
とくに「トクリュウ(特殊詐欺の受け子・出し子等)」に関する事例は印象的で、若年層がSNSなどを通じて犯罪に巻き込まれていく実態や、名義貸し・口座提供といった見えにくいリスクについて、警察ならではの視点で解説いただきました。行政書士として、相談者や依頼人の背景に注意を払うことの大切さを改めて実感しました。
また当日は、東京都行政書士会暴排委員会から副会長の雨谷様、委員長の石田様にもお越しいただき、研修の様子をご覧いただくとともに、「不当要求防止責任者講習」の受講案内も行っていただきました。支部としても、会員のリスク管理意識向上に一層努めてまいります。
研修会終了後には、懇親会も開催され、高尾警察署から2名、東京都会のご来賓2名にもご参加いただきました。研修では聞けなかった裏話や現場のリアルな話題も飛び交い、終始和やかで賑やかな雰囲気の中、交流を深めることができました。
今後も引き続き、研修と情報共有の場を大切にしながら、会員が安心して業務を行える支部運営を目指してまいります。